2007-03-15
†prologue†
記憶が無く、ひたすら世界を”外”から眺める少女。
何も思わぬまま、求めず、動かずに。
もうすぐ1年になるとも知らずに。
時は素通りして流れ続け、
それは12月31日。
少女はまだ映りゆく季節を灰色の瞳に浮かべるだけだった。
そこに。
耳の奥をからめとる哀しき調べ。
首から提げた大きな石だけが煌々と光り。
心にざわめきが宿るのを感じた。
定めに呑まれない、強き祈りと。
奪えない、奥深き願い。
この胸に、
息づく、何かがある。
少女は旅を始める。
掴めぬ意志の導くまま。
惹かれる先、
過去に向かって。
時を、逆まき進む旅。
December
呼応:凍る扉に手をのべて
静寂―
全ての存在が薄く軽く、色も実体も透けている。
草も木も、空気に触れる表面は全て、霜をまとい温度を拒絶している。
哀しき調べが、少女の空虚な心に注がれ続け
世界を映すのみだった瞳が、目前の物質に呼ばれた。
朱赤の剣を中核とする大きな氷の碑石と。
その表面に映り、
流され続ける映像。物語。かつての現実。
今はもう忘れられた英雄達の、悲痛な面影。
凍りついていた感情が溶け出す痛みで、胸が熱い。
意図せず、己の指先が、求める。
触れたい。
焼けるように痛いとわかるのに。
伸ばした白い手は、氷をすり抜けて、
そして、剣に触れる。
瞬間、世界を覆っていた薄氷がわれ散り、
すさまじい吹雪となって身を洗う。
思わず隠した視界をおそるおそる広げると、
碑石は扉として立ちはだかっていた。
何も解からない。
だけど。
呼んでいると感じる。だから。
ただ吸い込まれるままに、
ゆっくりと踏み出し、その先へ歩き始めた。
November
哀傷:内なる悲しさに気付き
吹雪はしだいに細かい雨に変わっていった。
濃霧の海をただ進む。
やがてガラス細工のように透き通る廃墟の街に差し掛かった。
ふとただよう枯葉の湿った香りで息が詰まる。
掴めない不快感。嫌悪感で吐き気がする。
響き渡る赤い雷光を見上げて、足を止める。
それは、五感を震わせて脳の奥までをむやみに刺激してくる。
閉じ込めている胸の中にある真実を抉り取られそうで。
わからない。何も。
わからないままでいいのに。漠然と願う。
やがて夜から夕日が生まれ、西の方から差し込む黄金色の光。
どこからか悲しげなまなざしが体に流れ込む。
かつておそらくここで、同じ光を見た少女の記憶。
この風景は重力をもたない幻だ。
誰かの記憶。誰かの想い。
そして私も、私のものを持っているはずなのに。
今、この体から抜け落ちてしまっている。
なぜなのか。どうすればいいのか。わからない。
でも。
確かにあったはず。
不意に胸元の石が突風を放って。幻の割れる音。
いつのまにか、うずくまっていて、黒い縁のメガネが地面に落ちている。
激しく頭が痛む。
やっと顔をあげて、メガネを拾う。
さっきまでの街は忽然と姿を消していて、
残ったのは、無言で続く道。
この先が、呼んでいるの?
Octobar
迷走:答えを探る先の空の
疲れを感じて何気なく、天上を仰いだ。
遠い空、広い空、薄い空、さっきの遠雷。
いったい、どこへ向かっているのだろう。
このまま、ほのかに流れ込む花の
…金木犀の香りに甘えていられたら。
このままでいたい。
それは何も失わないから。
でも、ここでは求めるものは手に入らない。
だから動くしかないんだ。
抑え込まれてたココロが騒ぎ始める。
この不快感は、きっと理に抗っているからだ。
流れに逆巻いて進んでいるから。
それならば、その抗っていることに意味があるはず。
胸元に収まる首飾りの大きな石を握り締めて、
また歩みを進める。
次は。
どんな空間へ踏み込むのだろう。
September
魅了:輝きに瞳を奪われて
見上げると妖しい月がいつまでも輝いている。
ここに昼は無い。
ヒトを変えるほどの魅力。
胸元の石が目覚めたように青白い光を宿している。
つい、見つめ続ける。
煌々と輝く光に瞳がとらわれて。
ほんの少し狂気ルナに触れて、重い頭痛から解き放たれた。
August
追想:重なる記憶を感じ
陽炎が揺らぐ。
向かう先には蜃気楼が浮かぶ。
遠い…決して届かない情景が、いくつも。
あれは、遠いかつての年月の、遠い季節。
冬の色。
優しい雪の守る、あたたかい居場所。
冷たいのにやわらかい、絆。。
ふと鼻先に冷たい雪が触れた気がした。
我に返って居る現実はやはり、灼熱の日差しで。
何も無い平地。
熱に浮かされながらも、歩みを進めていくと、
どこからかまた、記憶が耳に流れ込む。
これは、遠いかつての年月の、同じ季節。夏の音。
カラダが煮えてしまいそうだ。
ついに膝をつく。
全身が幻に蝕まれていく中、
ひときわ惹かれてやまない記憶に気づく。
それは、いつかの誰かの優しい面影。
ねえ…
ワタシはずっと・・・
あなたに惹かれて・・・
July
明瞭:その秘めたる温もりをくみ
ふと、破裂音に目を見開き体を起こす。
あたりは夜になっていた。
ひんやりとした空気がさしこむ。
そして、天上で弾けた花火が、絶えず降りしきってきていた。
何気なくその球の一つに手を伸ばすと、
体が急に吸い寄せられて風を裂き、
体が光の合間を高速ですり抜けていく。
まぶしい。
でも、あえて目を見開いて、進む先を見据えた。
そうだ。
この方向で間違いは、無い。
この果てにコタエがあると信じる。
あたかも尽きることが無いような光の雨に包まれて
自分の全てが、隅々まではっきり照らされるようだ。
うつむいては、いられない。
意味は、ある。
あきらかに。
June
観照:淡々と己を見つめ
いつしか、光は雫となって、
歩きだしてから何度目かになる雨。
そして、次第に闇が先を暗く隠す。
ただ、冷たくても今回はもう、歩みをためらう気にはならなかった。
わかってきた何かが、掻き立てて…
たくさんの持っていたはずの記憶は今、どこにあるんだろう。
ふと胸元の石が少し熱くなる感じがした。
目指すのはどこだろう。
心を占める疑問。
ただ足取りは緩まない。
淡々と降りしきる雨の中、
導くように続く道を辿っていく。
夜の先に、次の、紅い夕日が迎えるように輝きだす。
知っている、
この方向なら雨期の次は、新緑の季節。
May
瑞祥:覚醒の予感に誘われ
本来沈むはずの、凛々しく閃いた紅い光は、
いつしか大気に溶けいって、
新緑の緑と赤いバラが、強い陽光の栄える。
爽やかな風が、雫を伴っていた金色の髪を乾かす。
かつては初夏から梅雨で、
昼から夜として、
ここを通り過ぎた、のに。
どうして今、遡りたどっているのか。
それを思うと毎回、熱い感情が喉元までこみ上げてくる。
でも。
まだ、わからない。
まだ。
__________________________愉悦的分割线______________________
顺便把曲目扔上来 免得找的麻烦。
Track
|
| 44:04
|
| 1.0
| overture I: 過去
|
| 0:33
|
| 1.1
| Bloody Brand
| Jun.A
| 4:12
|
| 1.2
| 空が散る
| 海老スパ / Vo. 遊女
| 4:18
|
| 1.3
| Air Trancer
| YDK
| 7:00
|
| 1.4
| Holiday
| 如月 柊一
| 3:16
|
| 1.5
| イノセントステイン
| 水奈瀬いつき / Gt. 水奈瀬いつき
| 5:24
|
| 1.6
| RURUNE
| ぐっちりーに
| 4:34
|
| 1.7
| Crying in the Dark
| misa / Piano misa
| 3:55
|
| 1.8
| a fine rain
| 3L / Vo. 3L / Bs. kin
| 4:59
|
| 1.9
| 優しき雪の果て
| 大臣 / Vln. TAM
| 5:53 |
|
| 54:07
|
| 2.0
| overture II: 現在
|
| 0:38
|
| 2.1
| blue aurora
| koutaq
| 4:06
|
| 2.2
| still
| しゃばだば / Vo.&Gt. しゃばだば
| 4:18
|
| 2.3
| Air Trancer P2-Mix
| 水奈瀬いつき
| 6:49
|
| 2.4
| Reflection
| 羽鳥風画
| 7:44
|
| 2.5
| over the sky
| 如月 柊一
| 4:14
|
| 2.6
| Where...
| YDK
| 6:27
|
| 2.7
| Air Highway
| 鯛の小骨
| 5:12
|
| 2.8
| San-Francisco Cat's Eye
| JiNG*da*LaW
| 3:54
|
| 2.9
| 口唇の秘密
| ARM / Vo. 3L
| 4:04
|
| 2.10
| Baby, Go Ahead!!
| EDGE-SONG
| 5:49 |
|
| 54:48
|
| 3.0
| overture III: 未来
|
| 0:42
|
| 3.1
| Scarlet Blow
| Tsukasa
| 3:51
|
| 3.2
| Rose rips tears
| misa / Vo. 黒崎 朔夜
| 4:58
|
| 3.3
| ice breakers
| estha
| 6:46
|
| 3.4
| blending rotation
| ぐっちりーに
| 5:18
|
| 3.5
| D-Eternity
| koro
| 7:54
|
| 3.6
| Influence
| REDALiCE
| 5:54
|
| 3.7
| マキナの光
| テクネチウム
| 5:16
|
| 3.8
| trace -痕跡-
| 五条 下位 / Vo. 桃梨
| 4:29
|
| 3.9
| No cross, no crown
| zts
| 9:40 |
|
| 1:08:12
|
| ALL Tracks remixed by Scinicade. Arrange: Ravy&misa Gt: misa Vln: TAM
|
| Dec.
| The Legendry
| respects Jun.A
| 5:33
|
|
| interlude 1 : 悠久
|
| 0:32
|
| Nov.
| Innocent Stein -Secret Secred Stein-
| respects 水奈瀬いつき
| 5:22
|
| Oct.
| rose kiss my soul
| respects misa
| 6:16
|
| Sep.
| Reactor Influence -TideWave-
| respects REDALiCE
| 4:35
|
| Aug.
| Air Castle -浅き夢は果てにし-
| respects 大臣
| 5:21
|
| Jul.
| Dream.
| respects ぐっちりーに
| 4:49
|
| Jun.
| Shrouded Twin-EDGE -Power Core-
| respects EDGE-SONG
| 5:04
|
| May.
| velvet blow
| respects Tsukasa
| 4:27
|
| Apl.
| C.B.
| respects zts
| 6:45
|
| Mar.
| Air Trancer -beyond the time-
| respects YDK
| 4:48
|
| Feb.
| POLALiS
| respects koutaq
| 4:38
|
| Jan.
| ゆりかごに抱かれて
| respects 如月 柊一
| 4:55
|
|
| interlude 2 : 刹那
|
| 0:30
|
|
| finale : Birth
| saori Vo.saori / Gt. なみへい
| 4:37 |
第四张碟真赞啊。
2007-02-04
在茫茫人海茫茫尘世无尽地奔波无尽地追求无尽的压抑无尽的痛苦换来短暂的欢乐短暂的理智失去永远的幸福永远的依靠到最后只知道埋怨世界的不公人生的无趣却不知道这一切根本就是你们的愚蠢你们的悲哀。